今日からメドウズは新しいステージへ

メドウズジャパンの鈴木 壮哉です。
本日2016年7月1日よりメドウズは新しいステージへ進みます。長くなりますが、今日から始まる変化・挑戦と私の意気込みをお話させてください。

 

1、自社販売体制へ

これまで国内販売代理店株式会社彩生舎様を通じて皆様にお届けしていたメドウズ商品は本日より弊社より直接お客様へお届けさせていただきます。お客様対応業務もすべて弊社で対応させていただきます。

 

2、株式会社メドウズアロマテラピープロダクツへ社名を変更いたしました

社名に「アロマテラピー」を加え、専業メーカーとしてお客様や業界への一段の貢献を目指すとともに、英国のMeadows Aromatherapy Products社と同じ社名とすることで日英一体となってメドウズ商品のさらなる普及、発展とお客様満足度の向上に努めてまいります。

 

特に1番の自社販売体制を採用するにあたり、お取引先の皆様にはご迷惑やお手数をおかけすることを心よりお詫び申し上げます。しかし、それでもなぜ弊社がこのタイミングで社名を変更し、自社販売体制を再構築したのかその理由をお話させてください。

 

2009年10月に弊社が前輸入元からメドウズ事業を買収し、およそ7年が経過しました。それまで銀行員をしていた私は全く無知の状態でこの業界に飛び込み、能力のある従業員と心が広いお客様に助けられここまでメドウズを続けてくることができました。しかし、「一個人」として冷静な目で業界を見渡し、またお客様と日々接する中でこの業界の未来に私は大きな不安と心配を抱えています。

 

銀行業界は安定した金融サービスを提供し経済の根幹を担うのが使命です。
自動車業界は社会基盤のひとつである自動車を作り、人々の生活に便利さを供与します。
食品業界は、人間が生きる上で必要食べ物を通じて、人々の暮らしを作ります。

 

各業界、各企業はこのような使命と大きなビジョンを持って日々経済活動を行っていますが、果たしてアロマテラピー業界はどうでしょうか。

 

先日のブログにも示しましたが、「アロマテラピー」という大枠の中で各社がアイデアを出し、切磋琢磨しながら自社並びに業界の発展に努めていますが、使命感を持った大きなビジョンは存在しないと思います。そのため、各社が「どうしたら他社より目立てるか」「どうしたら他社より優位に立てるか」という競争が繰り広げられ、すべてではありませんか時としてお客様に不信感や違和感を掻き立てる要因になるのも事実です。

 

メドウズは、1991年の創業以来、貴重な自然界からの恵みをエッセンシャルオイルやキャリアオイル等という形で皆様にご提供しております。創業者ダーリン・ペインは植物の持つ素朴で力強いエネルギーをそのままの形でお客様にお届けしようと人工の保存料や添加物は使用せず、素材の良さを大切に、今日まで商品作りを続けてきました。そしてこれからも、このスタイルをやめることはありません。また、利益を求めて売れるための商品を作ることもありません。(彼の考えや技術的にも「できない」といったほうが適切かもしれません。)

 

ダーリン・ペインは全く商売っ気がありません。売上がほしいのかと聞かれると真っ先にNoという人間です。原価計算も苦手で、後出しじゃんけんのように「やっぱりあの計算間違えてて」といってくることはいつもです。お金を使うくらいなら、緑の中を犬と散歩をしていたほうが好きという人間です。都会に行くくらいなら、地元の喫茶店で人々との語らいを楽しみたい人間です。「晴耕雨読」ではありませんがそれくらい本を読み、詩を書くのが好きなダーリン・ペインが作るメドウズ。このようなブランドが果たしてこの業界に存在するでしょうか。

 

犬も飼い主に似る?

 

写真も趣味です

 

 

話をすると理屈っぽくて、頑固。でも冗談が好きなダーリン・ペイン。少し面倒な性格ですが、私はそんな彼が大好きです。お人好しで、いつも損をして、子供が大好きで、風呂敷を広げるのが得意だけどそれが大きすぎるダーリン・ペイン。この面白い人間が、イギリスの片田舎でこじんまりとハンドメイドで生み出す商品がメドウズです。いわゆる「売れる商品」を作り出す能力はどこにもありません。アロマテラピーに必要なものを昔から変わらないスタイルで作り続けること、それしかできませんが、そこに彼らの幸せはあります。

 

少し前の写真ですが、和気あいあいとしています

 

幸いなことに、私も大きな利益を必要としていません。家賃がほとんどかからない水戸市の雑居ビルの一角に会社はあり、自社でカタログやオンラインショップを作成し、少ない従業員でもお互いが助け合って会社を運営できています。利益を得ることよりも、ダーリン・ペインとのつながりを大切にし、昔からの品質を守りメドウズを変わらずお客様にお届けすることが私に課せられた使命です。私はアロマテラピーというものに華美、センス、ファッションというものはふさわしくないと考えています。「植物の恵みを取り入れて、自身の健やかな毎日と穏やかな精神を育むもの。」それに必要な質の高い商品をお届けすることがメドウズの務めであり、そのためにもこれまでのメドウズを変えることはできません。

 


なぜ、このタイミングで代理店制度を廃し、英国メドウズアロマテラピープロダクツ社と同じ社名に変更した理由ですが、メドウズを大切に守るため。メドウズの商品が持つ意味をお客様へきちんとお伝えし、同業他社の商品とその存在意義を明確に区別するためです。そして、皆様と共にアロマテラピーの文化を発展させ、末永く続けていくためということになります。

 

 

先日、精油の誤飲が多いというブログを書いたところ、3,000件というこれまでにないアクセス数とセラピストさんから同じ問題を抱えていて歯がゆい思いだというご意見を多く頂戴いたしました。みなさんがこの業界のあり方に漠然とした不安を感じつつも、どうしたらよいかと悩まれていることの表れだと思います。ひとりひとりの声は小さくても、みんなで声を上げていけばきっと事態は変わりますし、まずは行動することが大切です。

 

銀行員から縁があって、メドウズそしてダーリン・ペインに出会えた私は本当に幸せです。アロマテラピーへの過度な期待や先入観がないからこそ、アロマテラピーの原点を見つめ、ダーリン・ペインの想いを伝えられるのかもしれません。

 

この感覚を忘れることなく…メドウズアロマテラピープロダクツ初日に書き残したいと思います。

 

改めまして皆様のなお一層のご厚情とご指導を切にお願い申し上げます。
 

JUGEMテーマ:アロマテラピー

精油は飲んでもいいのでしょうか?

メドウズジャパンの鈴木 壮哉です。

7月1日からの販売体制見直しに伴う作業でブログの更新がなかなか進まず申し訳ございません。

 

ところで、今日は気になることがございましたので急遽ブログを書かせていただきます。

私はお客様との接点を大切にしており、積極的に電話でのお問い合わせに対応させていただいています。その中で、よくこのようなご質問をいただきます。

 

・精油は飲んでも大丈夫と聞きました。

・メドウズのキャリアオイルがベビーマッサージにいいのは赤ちゃんが舐めても大丈夫だからですよね?

 

メドウズではどのようなことがあろうと、「弊社の商品を口に入れることは絶対にしないでください」と回答しております。また、公益社団法人日本アロマ環境協会でも配布物やホームページでも精油を口に入れないで下さいと呼びかけています。

 

植物(ハーブ・薬草)から抽出されていること、ハーブティーやコーディアルの原料となっていることから体にいいものと認識され、精油を直接摂取しても問題ないものと思われがちですが精油は多数の化合物を持つ化学物であり、ある程度の致死量も公開されています。決して飲用はしないでください。

 

しかし、気になることは「精油は飲んでも大丈夫と聞きました」と、誰かがそれを推奨していることです。

 

私が普段お会いしたり、お話をするセラピストさんは皆さんアロマテラピーに対してまじめに向き合っており、決して利益や見返りを求めない素朴な方々ばかりです。しかし、これが同業者になると中には信じられないような宣伝文句を掲げ販売に勤しむ人々もいます。同時に、この業界には業界団体が定める資格もありますが、すべてが民間資格であり共通の力量を測るものではありません。

 

つまり、アロマテラピーに係る全ての販売方法や説明はその人の知識やモラルに任されているだけであり、また間違いを伝えても何のペナルティーも存在しないのです。「売れれば何でもいい!」という人がいてもおかしくない業界なのです。

 

先日書かせていただいた価格の問題もそうですが、個人や企業の繁栄だけではなくその業界に携わる人すべてが業界の発展を心がけない限り、アロマテラピー業界は一部の好きな人が熱心に携わる「マイナーな存在」で終わってしまいます。しかも多くの方が興味を持ってアロマテラピーを始めてくれたにもかかわらず、不確かな情報で結局遠ざかってしまうことも多いかもしれません。

 

メーカーの中にはこのような混沌としたアロマテラピー業界からすでに脱却し、植物の恵みを生かしたオーガニックコスメやスキンケア事業に中心を移したところもあります。
 
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多くの方がアロマテラピーの世界で働きたい、アロマテラピーのお店を始めたいと希望され、高いお金を出し一生懸命スクールに通い資格を取得されます。しかし、アロマテラピーを仕事とできるのはそのほんのわずかであり、また仕事に出来たとしても満足に稼げる方は多くないと思います。そのため、売れる方法、稼ぐ方法に安易に流される方がいるかもしれません。
お客様が困ること、お客様のためにならないこと、危険性があることは絶対にお話しないでください。その時は良くても結果として苦しいことが待っています。多くのお客様がアロマテラピーで喜びや満足を感じられるようメドウズと一緒に頑張っていきましょう!アロマテラピーに携わる全ての方が植物の恵みで楽しく、豊かな時間を作れること。これがメドウズの願いです。もし植物の恵みを使い、その植物が原因で苦しむ方がいたら、原料となった植物がいたたまれません。
 
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7月1日よりメドウズでは販売方法を変更し、すべてのお取引先に自社から商品を出荷いたします。お取引先の販売を応援するのがメーカーの責任であり、メドウズもお取引先の皆様と一緒に成長していきたいと思います。その中で、少なくともメドウズの販売店では安心してお客様が商品をお選びいただける環境を作っていく所存です。これは店舗、インターネット関係ありません。メーカーからも全ての販売店に目を配り適正な販売方法の指導に努めますが、それでも販売方法などで何かお気づきの点がございましたらお手数ではございますが、ご連絡いただけると幸いです。すぐに弊社で調査し、必要に応じて改善や指導を行います。

 

私たちメドウズは、アロマテラピーが持つ無限の可能性をひとりでも多くのお客様にお伝えすることで業界の発展に少しでも貢献したいと考えています。アロマテラピーのイメージが悪くなり、現場で日々努力されておられるセラピスト、販売店の皆様が苦労されることはあってはなりません。業界の健全な発展のためにひとりでも多くの方と手を携えて、メドウズは前向きに努力を重ねていきます。

 

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メドウズの強み その2 【マネジメント編】

メドウズジャパンの鈴木 壮哉です。
前回のメドウズの強み その1 【人間編】にたくさんのご意見をお寄せいただきましてありがとうございました。お客様にメドウズをもっと身近に感じていただくにはどうしたらよいか。私なりに考え、まずはイギリスの様子と私とのつながりについてご案内いたしました。今回は、マネジメントしてユニークな在庫管理をご案内いたします。

メドウズは生産者から届いたエッセンシャルオイルを受け入れる前に、人間の五感で香りや色味を確認し、成分が自社基準に達しているかを調べます。品質に問題がないと、メドウズの在庫としてバッチごとに専用倉庫で管理します。




これまでメドウズではすべてノートに以下の情報を記入していましたが、アーサーは在庫管理をパソコンで行うようにしました。例えばラベンダーを例にとると、メドウズではこのようなラベンダーを取り扱っています。

ラベンダー(ブルガリア産) オーガニック
ラベンダー(フランス産) オーガニック
ラベンダー(エストニア産) 従来農法品
ラベンダー(フランス産) 従来農法品
スパイクラベンダー 従来農法品
ラベンダースーパー 従来農法品

日本では、ラベンダー(ブルガリア産)オーガニックしか販売をしていませんが、お客様ごとにラベンダーの香りや成分の好みが異なるとともに、デッドシーソルトやエレファントバームの材料にいくつかのラベンダーを在庫にしています。これらをノートで管理するのはとても大変で、欠品の原因となっていました。

そこでアーサーは在庫管理にきわめて当たり前の概念を持ち込みました。

・データと現物があっていること。
・先入れ先出しを行い、期限管理をきちんと行うこと。
・誰でも簡単に扱えること。
・注文をする人とデータの共有ができること

そうなんです。他社にはないメドウズ独自のシステム、それは私も今、イギリスのメドウズにどの商品がどれくらい在庫としてあるか画面上で確認をすることができるのです。


在庫管理の画面


例えば、お客様から「ラベンダーを1リットルほしいけど対応が可能か」というお問い合わせがあった場合、従来であればメールでメドウズに質問をし、回答が来るまで時差の関係で最低1日は必要でした。しかし、今ではすぐに画面を確認しリアルタイムで納期をお知らせすることが可能です。また、日本国内の在庫が急に少なくなった場合でも、本社の在庫量を確認し、●●日までに納品が可能かという相談も可能になりました。

この在庫管理システムは、成分分析表や入出庫記録もすべて一元で管理できます。手元にあるラベンダーがいつメドウズで充填されたのか、すぐに確認をすることができます。

7月1日以降、メドウズの商品はすべて弊社から直接お客様に出荷をいたしますが配送センターや外注などはせず、すべて自社で伝票作成、梱包、発送を行います。これは自信を持って自社商品をお客様にお届けする以外にも、自社の商品を自分たちの目の届くところできちんと管理することが大切と考えているからです。

しかし、収納スペースの問題や鮮度の高い商品をお客様にお届けする観点から必要以上の在庫を弊社では持たないようにしています。そのような状況で大きな数量のご注文を頂いてもきちんと商品が出荷できるよう、自社ならびに本社の在庫量を逐次観察し、適切な商品製造を心がけてまいります。


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