メドウズの強み その1 【人間編】

こんにちは。メドウズジャパンの鈴木 壮哉です。 先日来より御取引先の皆様を中心に、7月1日からの販売体制変更についてご案内申し上げております。それに伴い、多くのお客様からお電話でお問い合わせや時には激励をいただき本当にありがとうございます。せっかくの機会ですので、メドウズの強みを今回から「人間編」・「マネジメント編」・「その他」の3回に分けてご案内したいと思います。

私がメドウズを引き継いだ時、同業他社のように「メドウズ製品をお届けするだけの存在」にしたくありませんでした。メドウズの良さは何かと考えたときに、企業でありながら非常に人間的であること、イギリスのいい意味でおおらかな、柔軟さを持ち合わせた企業であること。お客様とメドウズの距離が非常に近いことがあると思います。距離の近さとは、どれだけお客様がイギリスのことを知れて、顔が見えるかでもあり、常にお客様から手の届く存在でありたいと願っていました。そこで、今回はメドウズの強み「人間編」と称し、私とイギリスがどのような付き合いをしているかをご案内します。

メドウズの代表はダーリン・ペイン、そして在庫管理や販売などマネジメントを担当するのはアーサー・マーティンです。これは、かつてのホンダのように代表が本田 宗一郎、番頭的存在が藤沢 武夫の関係に似ています。


前にもご紹介した、右からダーリン・ペイン、アーサー・マーティン、リアン・キッチン

私は年に2回ほどイギリスを訪れますが、たいがいはダーリン・ペインの家に泊まります。寝食を共にしながら、サプライヤーの面白い話、アロマテラピーのこと、彼の夢等様々なことを語り合います。特に散歩が好きで、時間を見つけては長靴のようなブーツをはき、山道を歩きながら自然に目を配り、花を愛で、鳥のさえずりを聞き、自分の体を自然界に戻すのです。


足が長いので歩くのが速いんです・・・。

ダーリン・ペインは物知りです。自然、宇宙、歴史そして日本のこともよく知っています。豊富な話題はその場にいる人を飽きさせません。そして、初めての場所でもいつの間にかその場に溶け込み、気がついたら友達になっている。彼ほど、人が大好きな人も珍しいかもしれません。

対して、マネジメント担当のアーサー・マーティンは論理的かつ几帳面。初めは話しにくい人なのかと思いましたが、実は温厚で人の話をじっくりとどこまでも聞いてくれます。世界中のメドウズファンに製品をきちっと届けるために、様々な努力をしています(詳細は次回のマネジメント編で)。




みんなで抹茶体験をしました

この5月に彼は初めてパートナーのアリーナと来日しました。アリーナもメドウズで購買を担当しています。 彼が日本でしたいと希望したことは、3,000m級の山登り。さすがに雪が残る春山はまだ厳しいということで、上高地・焼岳を散策しました。私の両親に山登りの話をしたら、ほとんど外国の人と話した経験もなく、むしろ英語もまったく話せないのに一緒に来ることになり、1泊2日の思わぬ家族旅行となりました。


上高地で


初めて使う箸


初めてするオセロ
実はオセロは水戸で1945年ころ生まれたゲームなんです。(これも日本文化?)


アーサーとアリーナは日本文化の習得に一生懸命でした。好き嫌いや食わず嫌いをせず、どんなことでも好奇心を持って取り組みました。出された日本食も初めて使用する箸で残らず食べてくださいました。

日本のアロマテラピー専門店を見て、何が日本の消費者が欲しているのか一生懸命研究していました。「日本で販売をするためには、日本の仕様に合わせなくてはいけない。お客様からの要望や改善点はすぐに伝えてほしい。少しでもお客様に喜ばれる商品を共に作り上げていこう。」彼はこう言い残して、初めての訪日を終えて帰国しました。

私を含め、ダーリンとアーサーの3人はお互いのスケジュールを知っています。ちなみに、本日(5/26)ダーリンはロンドンのパスポートセンターでパスポートの更新をしています。時差の関係はありますが、インターネットを使いお互いがすぐに連絡が取れるようになっています。

近年アロマテラピーメーカーの廃業が相次いでいます。また、仕入れ先が突然倒産した、商品が来なくなったなどの話をよく聞きます。しかし、仕入先とお客様という関係ではなく、個人的なつながりを大切にし、お互いが仕事だけではなくプライベートでも友人であればそのようなことは起こりません。また、お互いを知っているからこそいいものだけを提供したいと考えるのは必然ではないでしょうか。

私がメドウズを引き継いで今年で7年になります。途中、欠品や仕様変更でお客様に多大なご迷惑をおかけし、大変なお叱りをいただきました。その大きな原因は私たちのコミュニケーションが不足していたこと。相手を理解しているようで、まったく理解していませんでした。その反省があるからこそ、このような関係が出来たのではと思っております。

実は、ダーリン・ペインが原材料の供給元を選定する際、「データや会社の規模ではなく個人的な信頼関係を結べるかを大切にしている」ことと、まったく同じことなのです。私たちは、対外的にだけではなく内側でも個人的な信頼関係を基にメドウズを皆様にお届けしています。この関係こそがメドウズの強みであり、きっと他のメーカーにはないことでしょう。年代も近い3人がいつまでも仲良くいられますように。3人の共通の夢に向かって今後も歩みを重ねていきます。


2016年4月 一緒に撮影

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【御取引先様向け】 メドウズお取扱窓口変更について

【御取引先の皆様へ】
2016年7月1日からすべてのメドウズ製品は私たちメドウズジャパンよりお届けいたします


平素は弊社ならびに弊社取扱メドウズ製品に格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。 2013年7月1日から株式会社彩生舎が弊社の販売代理店として皆様にメドウズ全製品をお届けしてまいりましたが、本年7月1日からはすべてのお客様に弊社から直接製品をお届けすることになりました。 今から3年前の2013年6月、アロマテラピー専業メーカーとしての専門性強化、取引先拡大、在庫の安定等を目的に両社は事業提携を行いました。先日両社間で話し合いを行い、「当初の目的は達成し、今後はお互いが持つブランドの個性をさらに伸長していくことを確認」し、契約期間の3年をこの6月30日で満了することにしました。

そもそも私たちメドウズジャパンは2009年の輸入販売権取得から2013年の業務提携までの4年間は、自社でメドウズブランドの浸透に尽力してきました。社長以下6人という小さな会社ではありますが、輸入、国内出荷、お客様対応、カタログ・POP類作成など全ての業務をほとんど外注せず自社の従業員で対応してきました。


弊社山内が作成するカタログ・POP類

弊社の大切なお客様でもある日本全国の生協様に対して、製品の提案、チラシの作成・印刷も自社で行い大きな経験を得ることもできました。自社の従業員だからもてる製品への愛着、近くで感じるお客様の声が可能にしたと言っても過言ではありません。

これまで彩生舎を通じてメドウズ製品をご購入いただいている全てのお取引様に「7月1日以降のお取引のしおり」をお届けいたしました。お届けしましたカタログに使われている文章は私たちが繰り返し考え、毎年改定を繰り返しているカタログになります。また、御取引先の販売をサポートする施策も盛り込みました。御取引先様が安心してメドウズの販売に取り組める環境を作ることは私たちの責務でもあります。お気づきの点やご要望はお気軽に弊社までお寄せください。


御取引のしおり

今回のお取引窓口がこれまでの彩生舎からメドウズジャパンへ変更になることに伴いお客様にはご迷惑をおかけすることを心よりお詫び申し上げますが、自社商品だからできる質の高いサービスと製品の提供にご期待ください。社長以下全てのスタッフがお客様の対応をさせていただきます。

私たちメドウズがイギリス ケント州で産声を上げて今年で四半世紀。植物本来の香りを大切にしたメドウズの製品は地元イギリスだけでなく、日本、アメリカ、フランス、アジア諸国にも多くのファンがいらっしゃいます。この歴史あるブランドの名が刻まれた製品の品質をこれからも守り続けるだけでなく、より多くの方に深い満足と喜びをお届けする存在であり続けるために。これからもメドウズジャパンは一歩一歩前進を続けてまいります。これからも皆様のなお一層のご指導とご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

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発展しないアロマテラピー業界

こんにちは、メドウズジャパンの鈴木 壮哉です。
今日は流通サイドから見たアロマテラピー業界について述べてみたいと思います。

先日、メドウズのレモンユーカリを購入されたお客様からお電話をいただきました。

「レモンユーカリの精油は黄色ではなかったか?メドウズの精油は透明だがこれは偽物か?」

との内容でした。


レモンユーカリ精油(業務用サイズ)


ティッシュに滴下したところ(透明に近い)


比較のために黄色がかった精油(マンダリン)

レモンユーカリはレモンのような香りがするユーカリのため、そのような名前がついていますが実際はユーカリ・シトリオドラというユーカリの一種になります。ビンにある程度の量を入れると多少、黄色味を帯びて見えますが、滴下した状態は比較的透明に近いのではないでしょうか。お客様にはきちんとお話をし、もし商品に不具合があれば返品をお受けいたしますとお伝えしましたが、ご納得いただけたようでした。

しかし、このお電話で私は「偽物」という言葉が気になりました。
なぜお客様が「偽物」と疑念を抱かれたのでしょうか。それは、偽物の商品がマーケットに存在をしているからだと思います。

そもそも、偽物が存在する市場に、どのようなものがあるでしょうか。

・ブランド品
・食品(産地偽装等)
・中古車(メーター巻き戻し、偽物というより不正)

ニュースで見聞きする限り、これ以外にあまり偽物が存在する業界を知りません。
しかし、そのいずれも世界中にあまねく消費者がいて、マーケットの規模も大きいのが特徴です。

一方、アロマテラピー業界はどうでしょうか。
マーケットの規模はブランド品や食品に比べれば微々たる程度。しかも、消費者は限定されています。このようなマーケットで、偽物など作る意味があるのでしょうか。

インターネットを見ると、さまざまなエッセンシャルオイルが販売されています。

同じラベンダーでも

A社 10ml 300円
B社 10ml 800円
メドウズ 10ml 3,000円


いったいこの違いは何なのでしょう。

オーガニックだから?
オーストラリアから仕入をしているから?
仲介業者がいないから?

果たしてそれだけで、これだけの価格差が生まれるのでしょうか。



そもそも、ラベンダーの精油を10滴採取するのに必要なラベンダーの量は約2キロ(花)といわれています。たくさんの量のラベンダーを採取し、蒸留し、日本へ輸送する。しかも、ボトルに詰め販売をするわけで、生産者や販売者に利益も必要です。必要以上に利益を上げるわけにはいきませんが、それでも300円でラベンダーの精油が作れるのでしょうか。

私は作れないと思います。

仮に作れたとしても、どこかにしわ寄せがいっているはずです。

・品質を犠牲にしている
・生産者の利益を奪っている
・販売者の利益を度外視している

販売者の利益がないのはその販売者の意志なので問題はありませんが、生産者を劣悪な条件で働かせたり、品質を犠牲にしているとしたらとんでもないことです。

つまり、

安い精油 → 品質に問題がある → 混ぜ物をしている → 偽物ではないか

という図式が成り立つのです。

アロマオイルと称して、100円ショップではエタノールに合成香料希釈した商品が販売されています。
一般のお客様には、エッセンシャルオイルとアロマオイルの違いも判らなければ、天然と合成の違いも判りません。
植物の香りがすれば、すべてが「アロマ」になるわけです。

私は、メドウズの商品が偽物といわれたことは悲しくありませんが、お客様がそのような懸念を持たなくてはいけないこの業界の現状こそが憂うべきものだと思います。この業界の現状をお客様には本当に申し訳なく思います。

今日のニュースで、海外に存在するいわゆる偽物の納豆を日本の農林水産省が取り締まるとのニュースがありました。
お客様に正しい納豆を伝えていくことが、業界が健全に発展していくためには必要であり、結果として消費者、生産者双方の利益につながっていきます。

なぜ300円でラベンダーが販売できるのかは正直わかりません。客寄せ商品として、意図的に価格を低くしその他の商品の購入を促すきっかけにしているのかもしれません。しかし、それはお客様のアロマテラピー業界に対する視線を厳しくするだけで、誰も得をしないことを私たち販売者は心得る必要があります。

日本アロマ環境協会の表示基準適合精油は50ブランド以上あり、それぞれが個性を競い合っています。
私は業界の規模に対して精油ブランドは乱立気味であり、しかも価格にも高低があるとお客様は何を基準に商品を選んでいいのか苦慮されていると思います。このような業界が今後健全に発展していくとは私は思えません。

日本のアロマテラピー業界がこれから先もきちんと発展し、皆さんが気持ちよくアロマテラピーを楽しめる環境を整備することが私たち精油メーカーに課せられた義務であり、また業界団体の務めだと思います。少なくともメドウズにおいては、どなたがご使用頂いてもご満足頂ける品質の商品をきちんと提供していくことを是としております。そして、業界の健全な発展に積極的に貢献していく所存です。


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