ローズオットーがない!?

メドウズの鈴木壮哉です。

いまだ関東地方は梅雨明けをせず、今日もどんよりとした天気が続いています。皆様の場所はいかがでしょうか?

 

ところで、先日弊社のお取引先からこのようなお電話をいただきました。

 

「ローズオットー100mlを探しているんだけど、メドウズで入手可能か?」

 

その後、以下のようにお話をされていました。

 

・化粧品の原料として使用する良質なローズオットー精油が不足していること。

・一時的ではなく、長期間にわたって入手が難しい状態が続いていること。

 

すぐにダーリン・ペインに連絡を取り対応をしてもらいました。

幸い、メドウズのローズオットーの在庫がありましたので、この在庫を分けてもらい現在日本へ輸送中です。お問い合わせから、10日程度で納品ができる見込みで、お客様もほっとされていました。

 

しかし、この「ローズオットーがない」という話。

毎年のように繰り返されている気がします。そこでインターネットで調べてみました。

 

ローズ畑

 

ローズには多くの品種がありますが、その中で私たちがローズオットーと呼ぶエッセンシャルオイルは学名「Rosa damascena」(ダマスクローズ)から抽出されます。主な産地は、

 

ブルガリア

シリア

ロシア

トルコ

ウズベキスタン

イラン

 

カスピ海・黒海周辺が主産地

 

となっています。エジプトやモロッコ、チュニジアなど地中海沿岸でもバラの栽培は盛んですが、ダマスクローズではなく、センティフォリアローズが一般的のようです。

 

ダマスクローズの主生産地を見て、真っ先に「政情不安定」な場所だと思いました。特にシリアのアレッポ地区はローズウォーターで有名な場所ですが、IS(イスラム国)との主戦場になっているのをよくテレビで目にしました。

 

また、インターネットにはトルコのローズ輸出金額がありました。

 

2007 9,383

2008 11,210

2009 8,492

2010 9,157

2011 10,301

2012 12,613

(単位 US1,000ドル)

(出所)http://www.intracen.org/uploadedFiles/intracenorg/Content/Exporters/Market_Data_and_Information/Market_information/Market_Insider/Essential_Oils/Turkey%20and%20Rose%20Oil.pdf

 

こうしてみると、金額が増えているので生産量も増えていると思われがちですが、実は2010年から2014年にかけてローズ精油の価格は2倍になりました。つまり、「需要が高まり単価が2倍近くになっても輸出金額がほとんど変わらないということは生産量が相当落ちている。」ということが推測できます。なぜローズの生産量はそこまで落ちているのでしょうか。

 

・気候変動(温暖化と温暖化が引き起こす洪水)

・政情不安

 

が大きな理由のようです。また、化粧品メーカーなどが良質な精油を高価格で買い付けるため、アロマテラピーマーケットに精油が回ってこないこともあります。これは、過去にもゼラニウムのオイルが不足したときに、ある伝染病の薬の製造に使用されるからと理由がうわさされました。

 

では、このようなローズの品薄状態、価格高騰がいつまでも続くのかという疑問にぶつかりますが、それはわかりません。ダーリン・ペインは

 

「ある程度のところまでいけば需要が減るので、価格が下がってくる」

 

と予想していますし、私はローズを栽培する自然環境、政情が急に改善するとも思えないのでこの状態がしばらく続くとみています。いずれにせよ、自然作物を原料とする私たちの業界には厳しい状態が続くことは間違いありません。

 

ところで、メドウズが使用しているローズオットー、またローズウォーターは生産者との間で年間調達数量を話し合いで決定しており、毎年6月から7月に1年間分の在庫を確保します。そのため、今後急にこれらの商品の在庫がなくなるとは考えにくいのでご安心ください。

 

ローズだけではなく、すべてのエッセンシャルオイルは植物から抽出されます。植物は人の手で栽培を早めることも危険を回避することもできません。すべてが自然との戦いですが、しかし植物に過酷な環境を生み出しているのは他ならぬ私たち人間です。そして、その人間がローズオットーがないと叫ぶ矛盾。大きなことはできませんが、自然環境のために自分にできることを少しずつ心がけようと改めて思った次第です。

 

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またお世話になります!

こんにちは。メドウズの鈴木 壮哉です。

いつもブログをご覧いただきましてありがとうございます。

 

こちらのブログでもご案内しておりますが、7月1日から弊社の営業体制が変わり本日で10日が経過しました。従来まで彩生舎様に出荷業務、お客様対応をお願いしておりましたが、今月からは私共がすべて担っております。

 

2009年から2013年までの4年間は弊社がその業務をしていたため、馴染のお客様も多くお電話で

 

・久しぶりだね
・元気そうだね

 

と懐かしいお声が聴けるのがとても楽しく、ついつい近況を報告したりと長電話をしてしまいます。また、今月から弊社とお取引が始まるお客様には自己紹介などをさせていただいてます。

 

日ごろなかなか耳に出来ないメドウズの使い心地や改善点などを直接お伺いするために私も積極的に電話に出るのですが、お客様からメドウズにお褒めと期待の言葉をいただくこともあり本当に励みになります。ここでいくつかご紹介をさせてください。

 

 

「それまでレモングラスの香りが苦手でした。しかし、メドウズの香りは本当にさわやかで鼻の奥に残らない。香りがこんなにも違うのかと驚きました。他の香りも楽しみです。」(お電話での声を改変)

 

「メドウズさんのオイルはエステの学校時代から、ハイパープランツさんから、分けて頂いておりました。その後、さまざまなメーカーのオイルを試してみましたが、メドウズさんのものが、お客様にも安心で安全、マッサージもしやすいと思います。これからも植物の力をエネルギーに変えて、私たちの心と身体を守る活動を続けてくださいますように、宜しくお願い申し上げます。」(メール原文)

 

「ブログも読ませて頂きこれからアロマテラピーを広めて行く中で、悩みが解消できたり、対応に対する迷いが無くなったりなど、安心してご相談なども出来ると感じました。」(弊社ホームページを通じて)

 

 

メドウズは弊社が取り扱いをするまでは旧ハイパープランツ株式会社が輸入、国内販売を担当していました。メドウズの良さや魅力をきちんと伝え、お客様と共に成長していくブランドでありたいと独立したのが2009年でした。それからの7年間、特に後半3年間は彩生舎様の力をお借りし、メドウズブランドの確立に努めてまいりました。もちろん、まだまだ至らないところだらけであり、多くのお客様の信頼を得るためにさらなる努力を重ねる所存ではありますが、少しずつ活動の成果が結実してきたのかと思うとうれしく、同時にこの活動をこれからも続けていく原動力になります。商品、サービスについてお気づきの点がございましたら、ご遠慮なくご相談ください。

 

なお、この場をお借りしてのご連絡ですがこのたび作成した弊社ブランドイメージポスターはご好評により只今品切れ、印刷中です。入荷次第お申込みのお客様にはお届けさせていただきますので、もう少々お待ちください。

 

今日もまた懐かしい人との打ち合わせがあります。
外は暑いですが、張り切って行ってきます!!

 


私が作成したポスター

 

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今日からメドウズは新しいステージへ

メドウズジャパンの鈴木 壮哉です。
本日2016年7月1日よりメドウズは新しいステージへ進みます。長くなりますが、今日から始まる変化・挑戦と私の意気込みをお話させてください。

 

1、自社販売体制へ

これまで国内販売代理店株式会社彩生舎様を通じて皆様にお届けしていたメドウズ商品は本日より弊社より直接お客様へお届けさせていただきます。お客様対応業務もすべて弊社で対応させていただきます。

 

2、株式会社メドウズアロマテラピープロダクツへ社名を変更いたしました

社名に「アロマテラピー」を加え、専業メーカーとしてお客様や業界への一段の貢献を目指すとともに、英国のMeadows Aromatherapy Products社と同じ社名とすることで日英一体となってメドウズ商品のさらなる普及、発展とお客様満足度の向上に努めてまいります。

 

特に1番の自社販売体制を採用するにあたり、お取引先の皆様にはご迷惑やお手数をおかけすることを心よりお詫び申し上げます。しかし、それでもなぜ弊社がこのタイミングで社名を変更し、自社販売体制を再構築したのかその理由をお話させてください。

 

2009年10月に弊社が前輸入元からメドウズ事業を買収し、およそ7年が経過しました。それまで銀行員をしていた私は全く無知の状態でこの業界に飛び込み、能力のある従業員と心が広いお客様に助けられここまでメドウズを続けてくることができました。しかし、「一個人」として冷静な目で業界を見渡し、またお客様と日々接する中でこの業界の未来に私は大きな不安と心配を抱えています。

 

銀行業界は安定した金融サービスを提供し経済の根幹を担うのが使命です。
自動車業界は社会基盤のひとつである自動車を作り、人々の生活に便利さを供与します。
食品業界は、人間が生きる上で必要食べ物を通じて、人々の暮らしを作ります。

 

各業界、各企業はこのような使命と大きなビジョンを持って日々経済活動を行っていますが、果たしてアロマテラピー業界はどうでしょうか。

 

先日のブログにも示しましたが、「アロマテラピー」という大枠の中で各社がアイデアを出し、切磋琢磨しながら自社並びに業界の発展に努めていますが、使命感を持った大きなビジョンは存在しないと思います。そのため、各社が「どうしたら他社より目立てるか」「どうしたら他社より優位に立てるか」という競争が繰り広げられ、すべてではありませんか時としてお客様に不信感や違和感を掻き立てる要因になるのも事実です。

 

メドウズは、1991年の創業以来、貴重な自然界からの恵みをエッセンシャルオイルやキャリアオイル等という形で皆様にご提供しております。創業者ダーリン・ペインは植物の持つ素朴で力強いエネルギーをそのままの形でお客様にお届けしようと人工の保存料や添加物は使用せず、素材の良さを大切に、今日まで商品作りを続けてきました。そしてこれからも、このスタイルをやめることはありません。また、利益を求めて売れるための商品を作ることもありません。(彼の考えや技術的にも「できない」といったほうが適切かもしれません。)

 

ダーリン・ペインは全く商売っ気がありません。売上がほしいのかと聞かれると真っ先にNoという人間です。原価計算も苦手で、後出しじゃんけんのように「やっぱりあの計算間違えてて」といってくることはいつもです。お金を使うくらいなら、緑の中を犬と散歩をしていたほうが好きという人間です。都会に行くくらいなら、地元の喫茶店で人々との語らいを楽しみたい人間です。「晴耕雨読」ではありませんがそれくらい本を読み、詩を書くのが好きなダーリン・ペインが作るメドウズ。このようなブランドが果たしてこの業界に存在するでしょうか。

 

犬も飼い主に似る?

 

写真も趣味です

 

 

話をすると理屈っぽくて、頑固。でも冗談が好きなダーリン・ペイン。少し面倒な性格ですが、私はそんな彼が大好きです。お人好しで、いつも損をして、子供が大好きで、風呂敷を広げるのが得意だけどそれが大きすぎるダーリン・ペイン。この面白い人間が、イギリスの片田舎でこじんまりとハンドメイドで生み出す商品がメドウズです。いわゆる「売れる商品」を作り出す能力はどこにもありません。アロマテラピーに必要なものを昔から変わらないスタイルで作り続けること、それしかできませんが、そこに彼らの幸せはあります。

 

少し前の写真ですが、和気あいあいとしています

 

幸いなことに、私も大きな利益を必要としていません。家賃がほとんどかからない水戸市の雑居ビルの一角に会社はあり、自社でカタログやオンラインショップを作成し、少ない従業員でもお互いが助け合って会社を運営できています。利益を得ることよりも、ダーリン・ペインとのつながりを大切にし、昔からの品質を守りメドウズを変わらずお客様にお届けすることが私に課せられた使命です。私はアロマテラピーというものに華美、センス、ファッションというものはふさわしくないと考えています。「植物の恵みを取り入れて、自身の健やかな毎日と穏やかな精神を育むもの。」それに必要な質の高い商品をお届けすることがメドウズの務めであり、そのためにもこれまでのメドウズを変えることはできません。

 


なぜ、このタイミングで代理店制度を廃し、英国メドウズアロマテラピープロダクツ社と同じ社名に変更した理由ですが、メドウズを大切に守るため。メドウズの商品が持つ意味をお客様へきちんとお伝えし、同業他社の商品とその存在意義を明確に区別するためです。そして、皆様と共にアロマテラピーの文化を発展させ、末永く続けていくためということになります。

 

 

先日、精油の誤飲が多いというブログを書いたところ、3,000件というこれまでにないアクセス数とセラピストさんから同じ問題を抱えていて歯がゆい思いだというご意見を多く頂戴いたしました。みなさんがこの業界のあり方に漠然とした不安を感じつつも、どうしたらよいかと悩まれていることの表れだと思います。ひとりひとりの声は小さくても、みんなで声を上げていけばきっと事態は変わりますし、まずは行動することが大切です。

 

銀行員から縁があって、メドウズそしてダーリン・ペインに出会えた私は本当に幸せです。アロマテラピーへの過度な期待や先入観がないからこそ、アロマテラピーの原点を見つめ、ダーリン・ペインの想いを伝えられるのかもしれません。

 

この感覚を忘れることなく…メドウズアロマテラピープロダクツ初日に書き残したいと思います。

 

改めまして皆様のなお一層のご厚情とご指導を切にお願い申し上げます。
 

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