10年越し エッセンシャルオイル蒸留行程見学への思い

日本アロマ環境協会が販売する「精油物語」というDVDを見て、いつか自分もその現場に立ち会いたいと思っていました。アロマテラピーの仕事を本格的に初めて10年以上が経過しましたが、エッセンシャルオイルの蒸留風景をこの目で見たことは一度もありません。それは見たことがないと言うよりも「見ることが難しい」といった方が正しいかもしれません。なぜなら

 

・エッセンシャルオイルの蒸留は発展途上国の山中で行われていることが多く、アクセスや言語の壁が大きいこと。

・生産者は蒸留所や農場を不特定多数の人に公開することを嫌うこと。

・植物の開花や蒸留のタイミングはその年により異なるため事前の日程調整が難しいこと。

 

などがあります。裏を返せば「生産者と頻繁に情報交換が出来る強い結びつきや蒸留所をオープンに出来る程の信頼関係がないと海外でエッセンシャルオイルの蒸留を見ることは出来ない」といっても過言ではありません。観光客を対象に蒸留所を公開している生産者をインターネットで見つけることは出来ますが、そうではなく自分が販売しているエッセンシャルオイルがどのように作られているかを知ることが、お客様により自信を持ってメドウズをお届けする上で必要不可欠なことと考えていました。

 

2018年3月にダーリン・ペインにこのことを相談をしました。すると彼は「蒸留期間が比較的長く、アクセスや言語の壁が低いフランスのクラリセージ、ラヴァンディンの生産者に聞いてみる」と快諾をしてくれました。そしてこの生産者を2018年7月に訪問することが決まったのです。

 

今年は日本でも豪雨や熱波に悩まされていますが、それはヨーロッパでも一緒で6月までほぼ毎日のように雨が降っていたと言います。いっこうに晴れ間がなく、来る日も来る日も雨模様。ハーブの生育も遅れ気味で、もしかしたら私がフランスを訪れる7月の蒸留が遅れるのではとの話もありました。念願のエッセンシャルオイルの蒸留風景をこの目に焼き付ける絶好のチャンスが自分のスケジュールとピッタリ重なるかとても不安でした。

 

青空が広がる夏のプロヴァンス地方

 

 

6月以降は雨も上がり、毎日乾燥した晴れの天気が続き予定より10日くらい遅れたものの、私が蒸留所を訪れる7月20日にはいずれかの作物を蒸留する予定と聞いたときは本当にうれしかったです。

 

以前から弊社が大変お世話になっている株式会社彩生舎様とともにフランスのその他のメーカー様を訪れる仕事もあり、高まる期待を胸に7月9日羽田空港からフランスパリを経由してマルセイユに向かいました。

 

 

水戸からは羽田も成田もアクセスが良くとても助かります。

今回は羽田発パリ行きの飛行機でほぼほぼ満席でした。

 

 

彩生舎様は7月17日帰国の途に就くためその前日の16日に、ダーリン・ペインは600厠イ譴疹貊蠅らはるばる車でやってきました。途中激しい雷雨があり運転も間々ならなかったそうですが、疲れを一つも見せず元気な姿を1年ぶりに見かけとてもうれしくなりました。16日の夕食は彩生舎の西村社長とおふたりの従業員の方と共に、5人で夕食を共にしました。

※日付が前後してしまいますが、彩生舎様との滞在期間中も大きな発見の連続でした。後日この場でご紹介させてください。

 

ダーリン・ペインと彩生舎の西村社長。

ダーリンは自分でブレンドを考えたオリジナルの香水をひとりひとりにおみやげで持ってきてくれました。

 

 

いよいよ蒸留所見学の日を迎えます。蒸留所が近くなると私たちを迎えてくれたものはどこまでもどこまでも広がるクラリセージでした。

 

 

 

 

 

私の想像とは少し違う蒸留所はクラリセージの甘い香りで包まれていましたが、長くなってきましたので蒸留所の様子は次回のブログでご案内いたします。